2008年07月01日

私は弱い、けれども私達は強い

最後は少し感傷的に締めたい。

セルヒオ・ラモスが亡きプエルタに優勝をささげる

ユーロ(欧州選手権)2008決勝でドイツを下し、優勝を飾ったスペイン代表DFのセルヒオ・ラモスとGKパロップの2人が、決勝後のセレモニーでそれぞれ特別な人にその優勝をささげた。

セルヒオ・ラモスは、今は亡きアントニオ・プエルタの顔写真と「いつも一緒にいる」という文字が入ったTシャツを着て、優勝の喜びを分かち合った。昨年8月に22歳の若さでこの世を去ったプエルタはセルヒオ・ラモスの親友で、2人はセビージャのカンテラ(下部組織)時代からのチームメートだった。昨シーズン、レアル・マドリー優勝決定後のセレモニーでもそのTシャツを着ていたセルヒオ・ラモスは今大会、なじみのある背番号「2」ではなく、「15」を選んだ。その背番号「15」は、プエルタがスペイン代表に招集された際につけていた番号。国歌斉唱の際、天に顔を向けているのもプエルタを思うためだった。

一方、今回のスペイン代表23名で唯一試合の出場機会がなかったパロップも、粋な計らいで周囲を驚かせた。試合終了後、パロップは古めかしいGKユニホームに身を包んでいたが、実はそのユニホームは1984年大会のスペイン代表GKアルコナーダが着ていたものだった。その大会で決勝まで勝ち進んだスペインは、フランスに0−2で敗れている。その決勝でアルコナーダは、プラティニ(現ヨーロッパサッカー連盟会長)の何でもない直接FKをキャッチミスし、「アルコナーダのゴール」と呼ばれる失点を招いたのだった。

この決勝にアルコナーダが招待されていたことを知っていたパロップは、タイトル獲得後に彼のユニホームを着て優勝をささげるつもりでいたようだ。試合後、パロップは「あの当時、自分は9歳だったけれど、敗戦が悔しくて大泣きした。アルコナーダは自分にとってのアイドルで、あの失点シーンが人々の記憶に残るのが辛かった。それもあって、優勝のセレモニーでは彼のユニホームを着たかった。彼はそれに値する人だから」と説明している。

一年って経つの早いよね。この記事を見るまでそのことに気が付かなかった自分が嫌いになる。今朝、ウィーンのピッチにはスペインの選手が12人いたのかもしれない。それなら彼らがドイツを圧倒したのも頷ける。何となく、そんな話を信じたくなる。あのときにはくそったれの神に悪態をついたけどね。

今回のスペインの恐ろしいところはプエルタはともかくとして、他の15カ国なら間違いなく選ばれたはずの何人かの選手、ラウール、グティ、ホアキン。クルキッチなんかも選ぶ国はあっただろう。それらの選手を外したメンバーであれだけのサッカーを展開して勝った事にあると思う。選手層から考えるとまさに余裕の勝利だったといっていいかもしれない。

今までスペインが国際大会で力を出し切れなかった理由として必ず挙げられるのは国家意識の薄さだろう。カスティーリアだのカタルーニャだのバスクだアンダルシアだとそれぞれの所属地域でまとまってしまい、国民もスペイン代表よりもレアル・マドリーやバルセロナやビルバオの勝ち負けにこだわる部分が強化を阻んだという部分は誰でも思いつくと思う。実際にそのおかげでチームが空中分解という憂き目に何度もあってきた。しかし、今回のチームにはそれがなかった。彼らはスペインだったと思う。

ヨーロッパでは前世紀末から今世紀にかけて民族単位での国家独立がブームになっている。チェコのように平和に済めばまだいいけれども、そうでは行かない場合が残念ながら多い。だからというわけじゃないけれどもなんだろう、異なる民族がひとつの共同体を作ってきた強さというのだろうか。その強さを思い出してもいいんじゃないかと、今回のスペインの優勝にひとつの夢を見た気がする。

おいらがユーゴスラビアに見た夢はまだ終わらない。

タグ:スペイン
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2008年06月30日

死亡フラグのはず

スペイン代表のグイサ「優勝したら結婚する」

マジョルカに所属するスペイン代表FWグイサが、スペインがユーロ(欧州選手権)2008決勝戦(対ドイツ戦)で44年ぶりのタイトルを獲得することができた場合、長年付き合っているヌリア・ベルムデスさんに結婚を申し込むことを宣言した。

2人は2006年に出会い、2007年末には息子のダニエルくんが誕生。モデル業と女優業で有名なヌリア・ベルムデスさんは、マジョルカの代理人も務めており、今夏の移籍が注目されるグイサの移籍交渉を受け持っている。

グイサはドイツ戦へ向けた記者会見の席で、次のように語った。

「もしタイトルを勝ち取れたなら、僕たちは前に進むつもりだ。そう、結婚を申し込むんだ」

なお、フランスのレイモン・ドメネク監督も、今大会中に自分の彼女にプロポーズを敢行。ただ、グループリーグ敗退後という最悪のタイミングでプロポーズしており、グイサとは正反対である。

いろいろと順番がハチャメチャな気がするが、まあおめでとう。ただ、マジョルカでの活躍が認められての栄光だからもう一年くらいはマジョルカに恩返ししてもいいんじゃないかな。

タグ:スペイン
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川崎まで走ってもこのまま

UEFA EURO2008 ファイナル

スペイン1−0ドイツ

スペインの得点:33分フェルナンド・トーレス

スペインといえば前評判は高いんだけれども、本番になると空中分解してしまうチームの代名詞だったわけだが。ドイツワールドカップではROUND16で敗退したんだけれども、アラゴネスの爺さんは「今回のチームは非常にいい出来で、EUROは期待が出来る」とかなんとか言っていたことを思い出したよ。あのときは「もうこういうのは無理だろ」と、当時のスペインをポジティブに見ていたおいらも思ったわけだが、いやいやビックリした。

パスサッカーも素晴らしかったのだが、フェルナンド・トーレスの今日のゴールはすごいだろ。ラームとメッツェルダーを責められないよ。シャビとかプジョルなんか円熟の時を迎えたスペインが見事な収穫を迎えたというところでしょうか。

後半途中からドイツに打つ手が全くなくなったのをはじめて見た。ラームを下げたのが致命的な失敗だったんじゃないかなとも思えるが、内情はどうだったんだろう。しかしスコアは1−0だけれどもそれ以上に開きを感じさせたスペインの完勝でした。あと900分やったとしても今日のドイツは今日のスペインに勝てないよ。

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2008年06月18日

積悪の報い

UEFA EURO2008 グループC

イタリア2−0フランス

イタリアの得点:25分ピルロp、62分デロッシ

まさかカッサーノ大先生をこの正念場で使ってくるとはビックリしたよ。意気に感じた大先生がこの試合縦横無尽にがんばってくれて満足。

試合開始早々にフランスはリベリーの負傷退場。24分にはアビダルがペナルティエリアの中で抜け出したトニを後ろから倒して一発退場と自称名将が涙ぐむオレ好みの展開に。んで、これをピルロがしっかり決めてイタリア先制。あ、あと10分弱しか出られなかったナスリさん気の毒でした。その後もトニにイタリアはボールが入るんだけれども、枠にさえ行ってくれればな。

後半頭からメイチでフランスは勝負をかけてくるんだけれども、カウンターから与えたFKをデロッシが沈めて万事休す。アンリにあたってクペの逆行ったのはもう運命なんだろうね。

ともあれ自称名将お疲れ様! 君のもたらした笑いの数々は一生忘れないよ。ギロチン送りだろうけど、短い余生を達者でな。

posted by ミラクルさん at 05:50| Comment(4) | TrackBack(0) | UEFA EURO 2008 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月16日

いつまで甘えてる

フランス代表のリベリー「ジダンがいないのは残念」

ルーマニア戦の引き分け(0−0)に続く、オランダ戦での敗戦(1−4)により、ユーロ(欧州選手権)2008でグループリーグ敗退の危機に瀕しているフランス代表。その中で唯一輝きを見せているフランク・リベリーは、「チームはディフェンスのことを考え過ぎだ。失点しないことは重要だが、もう少し自由にプレーにプレーする必要がある。特に、前線の“偉大な選手たち”はね。全選手が守備面でも攻撃面でも貢献しなければならない」と、チームの攻守におけるバランスに苦言を呈した。

オランダ戦のショックにもかかわらず、フランスの決勝トーナメント進出を信じるリベリーは、グループリーグ敗退寸前から決勝までたどり着いた2004年ワールドカップ・ドイツ大会を引き合いに出した。その上で、「オランダ戦で僕たちはプレーのレベルを上げることができたが、結果は厳しいものとなってしまった。今はイタリアに勝利し、グループリーグを突破できることを願うばかりだ。大量失点を受け入れるのは本当に酷なことだ。だが、これはもう過ぎたことだ。僕たちはいい試合をしたと思う。だが少し運が足りなかった。次は自分たちの力を信じて戦わなければならない。それができないなら、試合などせずに帰国した方が良い」と、イタリア戦への決意を誓った。

リベリーにとっては、自称名将に攻撃面での完全な自由を与られたオランダ戦はやりやすかったようだ。

「ルーマニア戦よりもはるかにプレーしやすかった。だがそれだけでは十分ではなかった。あらゆる攻撃に顔を出し、もっと頻繁にボールに触れたい。(所属のバイエルンでの)左サイドだろうが、(ルーマニア戦のような)右サイドだろうが、ポジションは関係ない。なぜなら、自分がどのようにプレーするか皆分かっているし、本当に重要なのはチームプレーだからだ」

さらに、けがの再発リスクを避けるためにまだプレーはしていないものの、イタリア戦での復帰に注目が集まって入るパトリック・ビエイラについては、「メンタル的には100%の状態だ。でも、足の状態については彼自身が自問しているところだ」と代弁。

リベリーは、フランスの選手がフィジカル面で100%の状態にないことが問題だとは考えておらず、「確かに選手ごとにコンディションの差はあるが、すべてはメンタルだ。メンタル面がしっかりしていれば、あとは足が答えを出してくれる」と、精神面の重要性を強調した。

リベリーは、フランス代表が現在直面しているぎりぎりの状況下で、ジダンのような選手がいないことを残念に思っていることも明かした。

「彼はボールを自在に操り、ゴールも決める。彼の存在は絶大で、すべての選手を助けてくれていた。だが、現状に目を向けなければならない」

これだからお前らは追い込まれるんだよ。もう10年同じことを言っていることに気がつけよ。

posted by ミラクルさん at 13:36| Comment(0) | TrackBack(0) | UEFA EURO 2008 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月15日

名将と自称名将

UEFA EURO2008 グループC

フランス1−4オランダ

フランスの得点:71分アンリ

オランダの得点:9分カイト、59分ファンペルシー、72分ロッベン、89分スナイデル

オランダのサッカーは異次元でした。これだけ個々人が明確なイメージのもとに走り回りパスをつなぐサッカーは記憶にない。対してフランスはリベリーの個人技で抵抗するのが精一杯。それでも前半の後のほうでは互角以上に持っていくのだから十分すごいんだけど。

後半に突っ込まれたロッベンとファンペルシーの高速カウンターコンビで追加点を強奪して実質試合は終了。アンリが1点を返すものの、だから何というような点の取り方でしかなかった。最後までフランスはオランダに手も足も出なかったと思う。

まあ、自称名将が涙目で超ワロスwwww

posted by ミラクルさん at 15:38| Comment(0) | TrackBack(0) | UEFA EURO 2008 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月14日

首の皮

EURO2008 グループC

ルーマニア1−1イタリア

ルーマニアの得点:55分ムトゥさん(80分ムトゥさんリゴーレ大失敗)

イタリアの得点:56分パヌッチ

いや、すごい試合だった。キックオフ直からイタリアがマジになって攻めてくるところは初めて見たけれども、トニにぶつけてデルピエロにあわせてという攻撃はルーマニアもわかっていたと思う。んで、トニにぶつかったボールは死ぬ物狂いで抑える。枠に行ったらロボント先生お願いいたします。まあ、割り切りが大事だね。んで、攻撃はムトゥさんのアイデア頼みだったんだけれども今日のムトゥさんキレキレだった。先制ゴールは見事。

んでもここで負けたら首相直々に逮捕命令が下るかもしれないイタリア代表はすぐさま取り返し、その後もカッサーノ大先生やクアリアレッラをつぎ込んで攻めに攻めに攻めまくったけれどもゴールを奪えず逆に80分にパヌッチがPKを与えてしまうという連合軍のアンツィオ上陸以来の大ピンチに。

ここをブッフォンががっつりと止めてイタリアが踏みとどまった試合でした。PK大失敗がなければMOMはムトゥさんだったけれどもね。さて、これでイタリア対フランスというワールドカップの決勝カードがガチの殴り合い決定。

posted by ミラクルさん at 03:17| Comment(3) | TrackBack(1) | UEFA EURO 2008 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月12日

この裏切り者めぇ

ポーランド極右政党がポドルスキとクローゼの国籍剥奪を主張

ポーランドの極右カトリック系小政党「ポーランド家族連盟」(LPR)が、ルーカス・ポドルスキとミルスラフ・クローゼのポーランド国籍剥奪を主張するコメントを発表した。

ユーロ(欧州選手権)2008初戦、対ドイツ戦(2−0、ドイツの勝利)で、2得点を挙げたのがポーランド出身のFWルーカス・ポドルスキだった、という皮肉な筋書きに複雑な心境のポーランド国民も多いはずだ。そんな中、LPRの党員が、「他国の代表チームに在籍するポーランド出身選手全員からポーランド国籍を剥奪すべき」と過激な意見を述べた。

元教育省副大臣でLPRの党員でもあるミロスラフ・オルツェチョフスキは、「ポーランド国籍のパスポートを有するスポーツ選手が外国の代表チームの選手としてプレーすることは認められない」と、明らかにユーロ初戦でドイツの勝利に貢献したポドルスキとミルスラフ・クローゼを意識した発言を行った。

彼は自身のブログで次のような主張を展開している。「大統領は、このような事態が二度と起こらないよう何らかの対策を講じ、二重国籍に関する法律を改正すべきだ。必要に迫られて他国へ移民するポーランド人と、ほかの国の代表チームでプレーするスポーツ選手とでは二重国籍保持の事情が異なる。法はこの二つの異なるケースをきちんと区別すべきだ」。ちなみに、彼の所属するLPRはポーランドで最も過激な政党の一つだが、昨年10月の選挙で議席を失っている。

事実、ポドルスキの2ゴールとクローゼの好プレーは、ポーランドのファンにはかなりこたえたようだ。「ポーランド出身選手2人が母国を倒した」という事実を思い出しては、絶望に頭を抱えるファンも多いだろう。両選手は幼年時代にドイツへ渡っており、最初からドイツ代表チームでプレーしているが、2人ともポーランド国籍も保持している。

一方、ポーランドメディアは、「ポーランドの憲法は、『いかなる国民も、本人が自発的に放棄しないかぎり、国籍を守る権利を有する』と定めている」と、オルツェチョフスキの過激な発言を“趣味の悪い冗談”程度の感覚で受けとめているようだ。もちろん、今のところクローゼとポドルスキが自発的にポーランド国籍を放棄することはなさそうだ。

フットボーラーにとってポーランドが魅力的な国ではないと言うだけの話。二人ともポーランド人だったときのことなんか覚えてないんだから仕方が無いだろ。ポーランドが魅力的な国になれば、こんな事態も防げるはずさ。

posted by ミラクルさん at 14:10| Comment(0) | TrackBack(1) | UEFA EURO 2008 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月08日

チェフの厚い壁

EURO 2008 グループA

スイス0−1チェコ

チェコの得点:71分スヴェルコシュ

フレイの怪我は可哀想だったな。今日調子よさそうだったし、本人も手ごたえあったと思うだけになおさらね。松葉杖ついていたから今大会は無理だろうね。

試合のほうは後半フレイのために前に出たスイスがとにかく攻めるも、ことごとくチェフに跳ね返されて攻め倦んでいる間にブリュックナー采配大成功って言う感じですかね。チェコは攻められても慌てなかったけど、フレイを欠いたスイスは若さが出たかな。

さあ、また眠れない1ヶ月がやってきましたよ。

タグ:EURO2008
posted by ミラクルさん at 03:01| Comment(2) | TrackBack(0) | UEFA EURO 2008 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月06日

ファンタジーフットボール始めました

こんな感じ。

  • 1: チェフ CZE
  • 2: セイタリディス GRE
  • 3: ラーム GER
  • 4: メッツェルダー GER
  • 5: クリスティアーノ・ホナウド (C) POR
  • 6: モドリッチ CRO
  • 7: ハミト・アルトゥントップ TUR
  • 8: ファブレガス ESP
  • 9: ヌノ・ゴメス POR
  • 10: コレル CZE
  • 11: ニハト・カフベジ TUR
  • 12: ゴイアン ROU

キーパーは事実上カシージャスとブッフォンとチェヒの3択なので一番評価の低い人を選びました。ディフェンダーは悩んだけどカンナバーロがいないので脳死ディフェンダーとラーム。後ギリシャの堅守速攻を支えるセイタリディスを。ミッドフィールダーはクリスチアーノ・ホナウドありきで。アルティントップでアクセントをつけたけど無難な人選だと思う。フォワードは趣味。でもそれぞれのチームで確実に使われそうな人間を選びました。

タグ:EURO2008 UEFA
posted by ミラクルさん at 23:49| Comment(0) | TrackBack(0) | UEFA EURO 2008 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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