結論から言うとだね、おいら電子投票は反対。いくつか理由はあるけれども、
- セキュリティが心配
- 不正が心配
- 憲法15条4項に違反する仕様にしないと、多分実運用に耐えられない
1.はまあわかるでしょうと。投票結果がWinnyで漏れましたという人為的セキュリティはもちろん、SSLを正しく使用しているか? オレオレ証明書を使用していないか? まさか無線LANとか使わないよね? とか考えたときに役所の人間がうまく対処できるとは今のところ考えられない。個人の認証の方式にも問題がある。性質が性質だけにIDとパスワードの方式は危険だと思える。とはいえ生体認証技術もそんなにお手軽ではないし、なにかスマートな技術が求めらるところだ。
不正の問題だが、実はそんなに心配はしていない。そもそも民主主義というのが信頼を元に運用されるべきもので心配しても始まらないという部分はある。しかしながら、現行の方式に比べてはるかに不正がしやすいのは間違いないだろう。電子投票には筆跡もなく、紙も必要としない。データを書き換えるのにかかる時間は一瞬だ。
んで3な。
すべて選挙における投票の秘密は、これを侵してはならない。選挙人は、その選択に関し公的にも私的にも責任を問はれない。
一番問題だと思っているのがこれ。もし自分が電子投票システムを実装するとしたら、どこかで個人の多重投票を防ぐ仕組を実装すると思う。その実装においていちばん簡単な方法は個人の投票履歴を格納しておいて、投票歴があったらエラーを表示とかするのが一番ありがちな実装だろう。しかし、これは個人の投票歴を選挙管理委員会が保持しておくことになり、投票者も選挙管理委員会も余計なリスクを抱え込むことになる。(必要のないデータを抱え込むことは、流失リスクを抱え込むことである。このデータの場合、流出時のリスクは計り知れない)
では、現行のやり方に近いやり方を考えてみたらどうだろうか。認証サーバと投票サーバは別に存在していて、各選挙人ごとに一回限りのパスワードを一回発行。認証サーバで一回限りの認証を行い、投票サーバ上で投票。投票が正常終了した場合のみ認証ステータスを投票済にして、再度の投票を防止する。うん、これならうまくいきそう。
しかし、正常ならばうまくいきそうに見えるが、すべてシステムというのは異常事態のことも考えなければならなくてですね。例えば、おいらが投票中に停電が起きたとしようか。んで、画面上は消えちゃってるんだけど投票自体は正常終了していて認証ステータスは投票済になっていたと。データ上は。当然のことながらおいらは自分の投票がきちんと終了していないと考えて、選挙管理委員会かなんかに電話してパスワードの再発行を依頼するわな。で、選挙管理委員会ではデータなどを調べた上で「あなたの投票は終了しています」とかいうよね。でも、それをどうやっておいらに納得させるの?
完全に納得させるには投票の流れを追ったログを開示するしかなく、それは憲法違反じゃないかと思うわけさ。
とはいえログをとっていないというのもまた問題で、同様の申し出があった際に選挙管理委員会が無限1upと化してしまう恐れは十二分にある。何しろ選挙管理委員会も「投票できませんでした」という申し出を完全に退ける根拠はないのだから。
と、いうわけでいろいろ考えたときに電子投票というのは時期尚早かなと思うわけですよ。少なくとも役所のマシンでWinnyつなぐ馬鹿を完全に排除したことを保証してくれないとダメだな。
おいらはそこまで考えていやあとか思っていますが、近頃各所で唱えられている反対論を見ると底の浅さがはっきりしていてmiracleさん面白くて面白くて。
選挙での投票方法は、不正が入る余地がないこと、事故が起こる可能性ができるだけ少ないこと、プロセスが透明であることが絶対に必要です。
電子投票は票数のごまかしや、装置の事故がはいる余地があると私は思います。特に今の日本では。
そもそも、私は小選挙区制が日本で本当に良いのかについても疑問に思っています。実際に、一票の格差が大きいことも含めて。
不公正、不公平な選挙制度からは不公正、不公平な民主主義しか生まれません。というか、不公正、不公平な民主主義は民主主義とは呼べないと私は考えます。
前段の「電子投票反対」がいつのまにか「小選挙区反対」に摩り替わっています。愛人秘書には電子投票は難しすぎたようです。
で、電子投票は将来的には有効な手段でしょうが、今、急いで導入することに問題はないのでしょうか。
もともと電子投票導入に消極的だった公明党がここに来て賛成しているということは、もしかしたら“悪用”というべきか、それとも“上手に利用”というべきか、とにかくある程度の票を公明党が獲得できるメドがついたのでしょうか?
うーん、期日前投票も含めての投票訓練では、記名の練習よりもパネルにタッチする練習の方が簡単かな? 何かの拍子に間違ったところをタッチしないように、念には念を入れて練習するのかな?
いやいや、そんなものまだ可愛いな。プログラムの段階でうまく操作できるようにしてしまうとか?
とむ丸はプログラムを実行させるには権限というものが必要なことを理解してから疑問をもてよ。
雑談日記は、自公による衆参選挙への「電子投票システム」導入に断固として反対する。民主・社民・共産はは賛成するな。
下のほうで紹介している、Wikipediaの「電子投票」から、安全性に関する部分で、
物理的な投票の場合も同様で、全ての集計人と全ての監視者が結託すれば容易に投票結果を偽る事ができる。
のところは重要。逆に読めば、電子投票システムの場合物理的な投票に比べて、システム上、直接的に関わる人間がはるかに少なくなるので不正が容易になるとも言える。システム上の不具合が全体に瞬時・致命的に影響する危険もはるかに大きい。
SOBAは本当に馬鹿なのでWikipediaの文章をこねくり回すしかできないようです。
システムの導入については、システム全体の納入をごく少数の企業に任せる事となるだろう。企業秘密とセキュリティの確保、システムのつつがない運営には、やはり統一された技術による運営が必須である。それが国全体の至る所に設置されるのだ。膨大な額の発注であり、未だかつてないビジネスチャンスである。どのメーカーもよだれを垂らして前代未聞の巨額受注を夢見るに違いない。もちろん大がかりなシステムになるため、大企業にしか受注出来ない。電子投票を採用した政党には莫大な額の献金をせずにはいられないであろう。
電子投票を採用した政党も、メーカーが巨額の資金を提供してくれる事を喜ぶだろう。選挙協力も企業ぐるみで、あるいは業界ぐるみで強力に推進してくれる事は確実だ。もし彼らの援助があるのに危機的雰囲気になれば、ちょっと小細工してもらえばアラ不思議、一気に形勢逆転で電子投票を採用した政党の勝利は確実。まるでどこかの大統領のように、支持率が低くても政権に居座る事が可能になってしまう。絶対与党=王族階級の完成だ。絶対的権力を握った連中に尻尾を振っておけば我が社は安泰。絶対に潰れない。
一言でいえば技術者に対する冒涜です。自分に理解できないことだからといって好き勝手言うなよ。
例えば不正操作のやり方ですが…
「日本の新聞テレビ(全国紙とその配下のテレビキー局)が世論誘導を行う」
↓
「新聞テレビが世論調査の結果を捏造して発表」
↓
「新聞テレビがイカガワシイ出口調査を発表」
↓
「アメリカにとって都合の良い政党・政治家が当選」
↓
「新聞テレビが選挙結果を正当化する世論誘導を行う」
↓
「新聞テレビが選挙結果を正当化する世論調査を捏造」
こんな図式が未来永劫続くのは必定でしょう! あまりにもふざけている!
お前それ電子投票関係ないじゃん。
これらの低脳どもの共通点は「よくわかっていないけど政府が提案したことにはとりあえず反対」という姿勢が隠しても隠しても明らかになってしまうことですね。こういう事案だとこの手の連中が一生懸命象をなでまわしているのがよくわかるのです。
しかしこいつらが「利権が」とかいってるのは本当。過去の政府関連のお仕事から言って経費だだ漏れ状態のおいしい仕事になるのは間違いない。「DBはOracle使います」といえばいくらでも降ってくるんだろうな。