2006年08月28日

このような中でのオーマイニュースの可能性

la_causette様よりTrackBackを頂いた。で当該記事と関連記事と当該記事にTrackBackされていた佐々木氏の意見もよまさせていただいた。このような中で日本版オーマイニュースの可能性というものは果たしてあるのだろうかと考えてみたい。

# ここではあくまで可能性なので、鳥越氏の姿勢や、スタッフの無意識の偏向などは無視する。

la_causetteさんは以下のように述べる。
そもそも現在のブロゴスフィアに問題点があると思っているからこそ新たなサービスを開始するわけだから、それはあたっていないように思います。実際、現在のブログシステムの欠点の一つは、記事投稿者とその読者とのコメント欄を通じてのコミュニティがわずか数人の「悪意のある人々」によって壊されるのを回避する手段がない点および自分の言説に一切の責任を負えない人々のプロパガンダの場に活用されることを回避する手段がない点にある点にあり、「仮面を被ることによって羞恥心をかなぐり捨てた暇人」に物量的に制圧されることを回避するためには、コメント投稿者にも一種の個別ID登録を義務づけるのは一つのあり得る解決策だと思います。

オーマイニュースが目指しているのがそもそも「匿名性の高いネットメディア」に対抗する新しいネットメディアである以上、匿名性を排して運営するという手段をとることは必然なのであろう。で、あるならばそれで如何にして「成功」するか考えなければならない。
商売で行う以上何らかのビジネスモデルをもって運営されると思うのだが、おそらく多くの閲覧者を募ることによるモデルとなるだろう。
で、あるならば通常のポータルサイト並みに人が集まるものができるのか。そこを考えていかなければならないと思う。

2chは匿名で「悪意のある人々」によるネガティブな情念に基づく非インフォマティブな情報にあふれていますが、それはあくまでも一面に過ぎずその裏でものすごい適者生存の法則が働いており、2chの中でネガティブな情念に基づく非インフォマティブな情報はおおよそ排除されてしまう。一つ一つの書き込みを切り取ってあーだこーだ述べるのはまったく的外れである。
また、2chという匿名言論の場を通じて市民の「嘘を嘘と見抜く能力」も飛躍的に向上している点も見逃してはならないとおもう。
そしてそれは、全ての情報をフラットに取り込んでその真偽のほどを確認するだけの余裕がなく、かつ、嘘を嘘と見抜けなくともどうでもよいとまでは開き直れない多くの受け手にとっては、あってしかるべき選択肢だったのだろうと思います。

とla_causetteさんは述べていますが、既に多くの人がそのような選択肢を必要としていないから今の匿名言論の全盛の時代があるのではないだろうか?
ということはオーマイニュースはヲチされこそすれ、様々な言論が戦う場にはならないと思う。そんなものは実名を出すというリスクを犯さなくてもブロゴスフィアで十分なのだ。
もちろん懸念の通り「悪意のある人々」によって壊されるというお話もわかるのですが、私の見る限りBLOGが「炎上」する理由は100%エントリを起こした側に存在します。事実認識に明確な誤りがあったり、モラルに反する行為(オンライン、オフラインともに)があったりしてコメント殺到となる。
ほとんどは火事と同様に初期対処をしっかりしていれば防げる問題なのだ。
そしてそれは匿名、実名どちらでも発生しうる問題である。

これに対し、佐々木氏は中立性を確保することが必要と、以下のように述べている。
Web2.0の世界では、プラットフォームは中立でなければならないのである。

 オーマイニュースはそのプラットフォーム自体は興味深いと思ったけれども、プラットフォームを構成している人たちが中立ではないように感じたし、そうであれば中立なプラットフォームにはならず、多くの人たちが集まる場所にはならない。私はオーマイニュース編集部が何とかGoogleのようにならないかと思って(いや、それはあまりに傲慢な高望みで、人に笑われるのは承知の上なのだけれども)、あのようなボールを投げ込むことにしたのだった。

うーん。確かに高望みですねw
しかしながら、投げたボールには十分な意味があったと思います。
オーマイニュース内部から「今のオーマイは中立ではない!」とのアピールがあることによって初めてオーマイニュースに可能性を感じた人もいるでしょうし。私も実はその一人。
しかし、圧倒的多数が無意識の左偏向している中に右よりの言説を投げたところで、果たしてきちんと取り扱われるものか不安になる。
開店準備中の段階で離れてしまった人々を呼び戻すためには多少どぎつくても何かセンセーショナルな記事が必要だと思う。「オーマイニュースによる鳥越俊太郎批判」とか。

そして開店現在とても公平中立とはいえない記事が並ぶ。どこへ漂流していくのか、自分が市民記者(この言葉が嫌なんだよな)になることも視野に入れながら眺めていきたいと思う。


posted by ミラクルさん at 11:56| Comment(0) | TrackBack(0) | BLOG談義 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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