スポニチの「再建」という言葉にも表れている通り、ジーコさんがぶち壊したものを修復していく作業が当面の仕事になるでしょう。
んで、５つの方針について思うことを。
▼会長とタッグ＝「会長が要望、疑問をぶつけてくれた方が双方にプラスになる」
川淵キャプテンからは「ジーコジャパンでは深く入り込みすぎた反省から、全面的にバックアップはするが、側面からにしたい」と提案を受けたが、「それはおかしい」とやんわり否定。協会、現場の一体化こそが日本のためになることを強調した。
うん。それは川淵おかしい。ジーコを全面的にバックアップしてオシムを全面的にバックアップしないのは筋が通らないどころか有害です。ユーゴスラビアの生んだ超絶監督とおっさんとは比較になりません。お前はオシムの奴隷となって草履を懐で温め、肩と足を常にマッサージして差し上げるべきです。
▼カレンダー＝「シーズンをヨーロッパに合わせるのがベストだ」
北日本では雪が降ることを考慮して現行のＪリーグは３〜１２月。それを欧州に合わせて８〜５月にすることで移籍、監督の招へい、マッチメークなどがスムーズになる。
うーん。これについてはちょっと疑問。まず第一に多くのＪリーグのスタジアムはクラブの所有物ではなく、サッカー専用でもないという点。サッカー協会の都合だけでは使用日程の大幅な変更は行い難いだろう。
第二に冠雪の問題。山形、札幌、新潟などは冬季のリーグ戦を開催するのに大変な努力が必要になる。Ｊリーグの日程変更に伴いＪＦＬも地区リーグも日程変更を余儀なくされる。ＪＦＬのアローズ北陸、ＹＫＫＡＰ、その他北海道、東北、北信越の各リーグなどはどうするのであろうか。
あるいはＪは秋〜春開催、社会人は春〜秋開催とでもするのだろうか。この日程の断絶がＪ参入意欲をそぐことになりはしないか？
日程論に関しては３年前の文章だが「アウェーの国際試合」を主張するのであれば最低これぐらいは知っていて欲しいが珠玉なので目を通してもらいたい。
▼緩やかな世代交代＝「古い井戸に水が残っているのに、新しい井戸を掘るのはどうか。古い方も使いながらやっていきたい」
若返りは必要だが経験から得ることもある。一気にメンバーを代えては積み重ねもない。
これは賛成。何も世代交代を行わなければならないわけではない。とはいえ不必要な選手を残す必要も無いので、オシムさんは的確にやってくれるのではないか。中村とか中村とか中村とか。
▼欧州至上主義に警鐘＝「ただ、外国に行けば良いってもんじゃない。日本にマッチした強化を考えるべきだ」
ドイツ大会ではほとんどの海外組が控えで、コンディションとゲーム勘に不安があった。海外移籍しても試合に出ないなら国内の方が成長できる。
はい、ジーコ路線全否定来ましたｗ
つーか前から行ってる通りジーコに路線なんて無いんだけどね。
欧州に出て試合に出られないなら国内でやったほうがいいし、欧州の２部などでとにかく試合に出る環境を作ることが大事だろう。安易な選手の国外流出に対しての警鐘という意味ではよいでしょう。
但し、Ｊリーグの質をもっと高めなければいけません。ちょっと強い外国人ＦＷに手も足も出ない日本人ＤＦはどうなのか。そして得点ランク上位に外国人選手がずらりと並ぶ現状は。
▼一貫性＝「Ｕ―１７、Ｕ―２０とも歩調を合わせてやりたい」
一貫したコンセプトで選手の抜てきも円滑になる。さらに各クラブの監督とも育成などについて意見交換するとし、日本全体で同じスタイルを模索する。
これもジーコ路線の否定ですね。Ｕ―１７、Ｕ―２０と一貫した指導の流れがを作ることにより、日本サッカーの途切れることの無い核を作ることができるでしょう。つーかこれもトルシエ−岡野体制ではできてたことなんだよね。
日本のスタイルは走ることと高い技術を生かしたサッカーだと思います。フィジカルの強さが足りない部分を頭と足を使ってカバーすることは十分可能です。逆に走ることが足りない部分をフィジカルでカバーすることはできません。
その部分を生かした強化を望みます。とにかくオシムさんには好きにやっていただきたい。お願いします。
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